市場よりお届けします。
早いものでもう2月。今年の新潟は、というより新潟市は雪がだいぶ少なく、本当に冬なの?という気さえしてきます。
そんな中、徐々にですが、春のお魚が出てきました。マス、踊り食いのイサザなどなど。季節を感じさせてくれる魚が多くなってきました。
立春を過ぎて、春が少しずつですが近づいてきているのかなぁと思います。
そしてまた、冬が少しずつ遠のいていることを感じることも。それが今回調理したマダラのことです。「マダラは節分まで」という言葉があるそうで、マダラは節分の時期が終わってしまうと中の子がなくなっちゃうそうです。そうすると、あのおいしい白子やマダラの子が食べれなくなると思うと、寂しい気さえしますね。
そんなわけで、我が家は節分の日に豆ではなく、マダラのオスを1本買って帰りました。2kgぐらいのものを買って、2回目のマダラおろしに挑戦!(ちなみに1回目はメスでした)
白子はNが焼き、他の身は妻にタラ汁にしてもらいました。
寒くなった体に染みる味で、気持ちまであったかくなります。
お腹もいっぱいで幸せ気分です。
こうして書いていて、つくづく思うのは季節とお魚の関係です。
技術の発達や気候の変化によって、旬でなくても好きなものが食べられるようになってきています。それでも人には、「この時期にはこの魚が食べたい」みたいなものがあるんですよねぇ。いわゆる「旬」というものだと思うんですが。それを提供するお仕事の1つとして私たち魚屋がいます。
そう思うと、皆様に「季節感をお届けする」ということも、私たち魚屋の大事なお仕事の1つなんだろうなぁとつれづれと思いました。
・・・な、なんか柄にもないことを考えたら体が火照ってきました汗。外にでも出~ようっと思いましたが、
さぶっ!
この日の気温はマイナス。
冬将軍はまだまだいらっしゃるみたいです。えぇ、新潟の冬をなめてはいけないですよね!皆様もあったかくして、春を迎えましょう!
以上市場からお届けしました!
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