2014/06/16 堀川鮮魚ブログ

所変われば呼び名も変わる!?

こんにちは。六月も中旬を迎えました。ただいまパンジーの花が咲き誇る白龍大権現様のお膝元、本町六よりお届けします。

 

 

ある日の売場でのことです。一際目立つ箱発見、遠目に見ると銀色に輝いています。今が旬の時鮭の大きい物かなと近づいてみると顔が違う!目が小さくて鋭い、少し怖い感じがします。

 

 

北海道産「ますのすけ」です(洋名キングサーモン)。約100cm、12.4kgでした。
過去の記録によると150cm、60kgのものもいたそうです。かなりの大きさですね。大きさもキング、食べても旨味がキング。一度は食べてみたいですね。ちなみに尻尾の斑点はサーモン特有のもの。

 

そしてお次は「魚といえば?」と聞かれて真っ先に名が出てくるであろう「鯛」です。 

 

 

 

この小ぶりな鯛(写真上下)、まったくの別物です。「小鯛」と「鯛子」ですがよくある見分け方として

①小鯛は鯛子と比べてエラの淵が赤い
②小鯛は鯛子と比べて頭部の傾斜が急峻

などと言われます。今回は違う視点から「背ビレ」です。

 

 

 背ビレが硬いトゲ状のものが鯛子(写真上段)。背ビレの先頭の二本が長く柔らかいものが小鯛です(写真下段)。

 鯛子はいわゆる真鯛の子供。小鯛は成長しても40cmほどの別種です。

 

最後は今日店頭に並んでいた島根県浜田産のアジ。

 

 

実は島根県浜田産アジは「どんちっちアジ」というブランド名で売り出されているのです。何でも、島根県西部沖で獲れるアジは他県のものよりも脂のノリが良いと科学的に実証されているとありました。

 

 

※「どんちっち」とは石見神楽のお囃子の音からきているそうです。

島根県では「どんちっちカレイ」「どんちっちノドグロ」もあり「どんちっち三魚」と呼ばれています。

 

新潟はノドグロ・南蛮エビ・柳カレイを県の魚として推していますが、こんなネーミングがあればもっとアピールできるかもしれませんね。

 

 

 7月8月と新潟は底引き網漁が禁漁になります。あとわずかですが新潟の地魚をお楽しみ下さい。

 

 

 

 

 

 

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