2013/03/14 堀川鮮魚ブログ

「漂泊の果て」

厳しい冬もようやく終わりを告げ、春の訪れも近いですね。
私達本町担当二人で冬の日本海を探訪してきました。

スタート地点。どこかわかりますか?みなとトンネルの新潟島側出てすぐの所です。
実はここ、7年位前までは道路は無く延々と砂浜が続いていました。人の往来もそう多くなく地元の方達が散歩したりする静かな海でした。懐かしいですね。


早速、海岸に出てみました。

新潟の冬の海。


韓国からの漂着物みたいですね。

アイスクリーム?

どの位海を漂ったのでしょう……

長旅の果ての、こんなツルツルの流木がありました。

途中、お馴染みの関屋浜に立ち寄ってみました。お城のすべり台が懐かしいです。

浜茶屋の目の前はすぐ海!
海岸の浸食は猛スピードで進んでいます。

ん?砂浜に木が!!

そして青山海岸です。青空になっています。がしかし、凄い風が吹いています。あっという間に顔が砂だらけです。ここに来て漂着物の多さにびっくり。

 

意外と多かったのが歯ブラシ。

下のに至っては「美可」と入っています。名前でしょうか。それとも…。

お勤めご苦労様です。

何かを入れられていたモノたち。

こちらは二つともメードイン・ジャパン。何か見たことありますね。

こちらはすべて、韓国からやってきました。

これも。日本海に流れ着く漂着物は韓国・台湾のもが多いそうです。
対馬海流に流され、日本海各地へ漂着しているそうです。

冷蔵庫のように見えます。不法投棄じゃないですよね。右の木は何処の部分でしょう。とても大きかったのです。

 

遊び道具かな!注射器ですかね?

こんな感じで打ち寄せられたモノたち。



漂着物の6割は人工物のプラスチック類だそうです。

どこを見ても流れ付いたゴミばかり…

延々と続くゴミの道程。

これどうするのだろう。



疲れた足を引きずりながらふと下を見ると

ようやく見つけた。

荒波に揉まれて粉々に砕けた貝殻たち。やっと出会えたね。

一服の清涼剤となりました。

ありがとう。

振り返り、そして帰路へ。

自然の凄さ、冬の荒波の力を実感しました。と同時に人工的な漂着物やゴミの多さに驚きました。これらを減らす手立てはあるのでしょうか。
私達に多くの恵みを与えてくれる海。大切にしたいですね。

 

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