本町ブログです。
三月になり、春の匂いを感じるこの頃です。
本町の花屋さんでは黄色のミモザがホワホワと咲き、通る人の目を楽しませています。
ちなみに黄色ミモザの花言葉は「秘密の恋」。
「魚にも魚言葉ってあるのだろうか。調べてみよう。」
古来から魚言葉が存在するわけではないようです。
魚好きな方や、魚に関わる生業の方などが「誕生日の魚と言葉」なるものを作って発表されているのを見つけました。
それぞれが良く考えられ、個性的で実に面白いです。
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この場は魚屋のブログなので今回はしっかりお魚ネタで参ります。
三月に入り、お魚の世界も春が旬のものに変わってきました。
ということで代表的な春のお魚を紹介します。
①メバル 魚言葉:免許停止
「免許停止」です。これは「アクアリウムさかな」さんのホームページで閲覧できる魚言葉から引用しています。ご了承下さい。花言葉にもシュールなものは多いので、少し納得。
メバルは春を代表するお魚のひとつで新潟ではハチメと呼ばれます。赤、黒(ゴマ)、金、白と色を冠したメバルが存在します。
鮮度がよければ生食もでき、煮付けや焼きもの揚げ物にも力を発揮する万能魚です。
②ナマコ
黒いダイヤと呼ばれ高級食材として流通するナマコ。
佐渡はナマコの産地でもあります。
三杯酢で定番の美味しさです。内臓を塩漬けしたものはコノワタと呼び、これまた高級珍味です。
③海藻類
新潟・佐渡は海藻の恵みも豊か。
ギンバソウ、ワカメ、メカブ、モズクがこれから旬を迎えます。
今だけしか味わえない生の海藻類は一番のおすすめです。
下処理もご家庭で簡単にできるので、サラダ・和え物・酢の物・汁物などにもってこいです。
④カツオ
「目に青葉 山ほととぎす 初カツオ」
こんな句が頭に浮かびます。
4〜5月に旬となる初カツオです。南国宮崎から空輸便で届きました。
脂というより、赤身がしっかりしてサッパリと食べ易いです。
⑤ハマグリ
桃の節句(雛祭り)と言えばハマグリです。
ハマグリの貝殻は一対になっていて他の貝と合うことがないということから「生涯を一人の人に添い遂げられるように」との願いが込められているそうです。
いかがでしたでしょうか。
ほんの一部ですが、これからが旬の春のお魚を紹介しました。
季節毎に変わるお魚の世界を食卓で、旅先で楽しんで頂きたいです。
ありがとうございました。
本町店より
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