2014/01/18 堀川鮮魚ブログ

愛しき大きなノッポの古時計

こんにちは。本町ブログは本年第一回目。本年も宜しくお願い致します。
早速始めましょう。今回の主人公はお魚!ではなくこちらのアンティークな柱時計。

私が入社した時から2階の事務所入口にあります。勿論今も現役です。
縦93センチ、横35センチの大きなゼンマイ式柱時計です。

文字盤には「Meiji」とあります。昭和初期から中期にかけて様々な機械式時計を製造していた時計メーカーらしいです。数字の4と8の脇に穴がありますね。ここにネジ回しを入れて回すわけです。


←これで回します。

左穴は「ボーンボーン」と鐘をならす動力、右穴は振り子の動力となります。各穴15回転でいっぱいです。これを一週間に一度回すと遅れなく時を刻み続けます。(この時計の場合はそうしています)

横窓があるので中を覗いて見ましょう。

 このモノトーン。美しいです。

 フラッシュをたいて撮影してみます。

萌えました。芸術ですね。文字盤の裏面に記された「HORIKAWA」の文字は修理に出した際のもでしょう。何年か前にゼンマイが壊れて修理に出したのですが15,000円ほどかかりました。

下から見上げた写真です。伸びる二本の棒は振り子です。

誰かがネジを回す限り、振り子は動き続けます。

誰も回さなければ、止まります。

それだけ。

いつからあるのか調べようとしたところ身近に答えがありました。

事務所に飾られた二枚の写真です。
左は昭和31年撮影、右は昭和39年の撮影です。時計が違います。右の写真にはこの柱時計が写っていました。ですから昭和31年から39年の間に新品で購入し現在に至るということですね。半世紀以上ここで時を刻み続けていたのです。大先輩だ。

私はこれからもこの時計を大切にしたいと思います。未来を刻め!大きなノッポの古時計。

 

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